欧州投資における政治リスク

EMU(ユーロ圏)周辺諸国の長期国債の利回りは昨秋に落ち着く兆候をみせたものの、昨 年末から再び拡大。今年の特に2月になってからはそれが加速した。 先週末からやや反落したものの、まだ高めの水準にある。 リスク・スプレッドの拡大は中国経済など世界的な不透明感によるリスク回避志向だけでなく、 EMU独自のリスクも絡んでいる。当方は、EMU経済の下振れリスク要因として以前から、(1) 債務・…

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不良債権が回収困難なイタリアの特性。銀行救済基金、アトラスとは

イタリアでは従来、不良債権の回収に絡む手続きが煩雑な国として有名。 回収できない不良債権は当然価値が低く、その売却には貸出金額の 18%程度までディスカウントする必要があった。なんと2割以下の割合だ。 しかし、銀行は自行の不良債権を貸出金額の40%程度で評価している。 そのため、売却すれば銀行に損失が出ることになる。 それが、イタリアの銀行が不良債権の処理に消極的な一因だったと考えられる…

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